豆腐売りのラッパの郷愁

こんな風習が未だ残ってる場所があるのか知りませんけれど、
リアカーを引いてラッパを鳴らして豆腐を売るお店が京都にはちょこちょこあります。

最近市内でもあんまり見なくなりましたが、
事務所のある丸太町では豆腐売りのラッパの音がよく聞こえていました。

夏の暑い日でもラッパの音が聞こえてきたりして、
『豆腐屋のおっちゃん暑いのに頑張ってるなぁ』と思っておりました。

そのおっちゃんの豆腐を一度くらいは買ってみよと思っていた折、
おっちゃんの店は閉店しておりました。

張り紙を見たところ明治から続く4代目のお豆腐屋さんだったようです。

ここ丸太町にやってきてもう4年か3年かってところですが、
引っ越してきた当初あった和菓子屋さんは高齢になって廃業、
初めて名刺を作った印刷屋さんはゲストハウスになり、
日々にちょっとしたノスタルジーをくれた豆腐屋さんも廃業となりました。
ちょっと古めかしい京都商工会議所はもう少しでつぶされてホテルになります。

観光客が増えて昔よりにぎわっているのはうれしいのですが、
なんだかなぁ。。という気持ちになる今日この頃です。