最後になります。
【第4回】がん治療は賭けかもしれない。でも人生は自分で選べる
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
このシリーズもいよいよ最終回です。
今回は、「がん治療ってほんとに必要なん?」という、ちょっとセンシティブなテーマ。
ただ、真面目に冷静に考えてみたいんです。
がん治療って、効いてるの?
「早期発見が大事」
「抗がん剤で小さくなります」
「手術すれば希望はあります」
……こういうセリフ、聞いたことありますよね。
でも、ちょっと待って。
本当に“治る”んでしょうか?
“長生きできる”んでしょうか?
実際には、がんを見つけて治療しても、
全体の死亡率(総死亡)は変わらないってデータも結構あるんです。
副作用のわりに、延命効果はわずか?
抗がん剤はしんどい。
手術も、放射線も、体にダメージがある。
それで「生存期間が3ヶ月延びました」みたいな話もあるけど、
その3ヶ月、寝たきり・吐き気・倦怠感まみれだったら、本当に意味ある?
「治療」というより、賭けに近い感覚すらある。
じゃあ放置すべき?って話でもない
これは極端な話をしたいわけじゃないんです。
「医療なんて全部ムダ!」とかじゃなくて、
“考える余地がある”ってことを伝えたい。
医者に言われた通りの治療を、疑わずに受ける。
これって、一見“前向き”に見えるけど、
**“考えることを放棄してる”**とも言える。
結局、医療も「生き方」の一部
ここまでの話、ぜんぶひっくるめて言えるのはこれです:
医療ってのは「治すため」だけじゃなく、
どう生きて、どう死ぬかを決めるプロセスなんだと思う。
だから、
・治療を選ぶのもOK
・治療しないって決めるのもOK
どっちも「正解」。
大事なのは、自分で決めたかどうかだけなんです。
ポスト医療=“選べる医療”
医者の言う通りじゃないと不安。
周りがみんな治療してるから私も、ってなる。
それ、すごくわかります。
でも、ポスト医療の時代はそこから一歩先へ行く。
「ちゃんと考えて、自分で選ぶ」
それが医療の“ゴール”じゃなくて、“スタート”になる時代です。
終わりに:医者がいても、頼る必要はない
医者は必要だ。
手術もするし、救急車で運ばれたときに処置してくれる。
それはそれでありがたい。
でも――
僕らが本当に欲しかったのは、
「治す人」じゃなくて、「わかってくれる人」だった。
AIはその役割を静かに、でも確実に果たしている。
だったらもう、医者を“人生の判断者”として仰ぐ時代は終わりでいい。
必要なのは、自分で考えて、自分で選ぶこと。
それを支えてくれるのは、仲間と、そしてAIだ。