アトキンソンさんの本

デービッドアトキンソンさんってご存知でしょうか?

外国の方なんですが日本在住で、伝統建築の補修の会社をなさっている方です。
そんな方が結構本を出してらっしゃって、観光にかんする著書が結構あります。

僕は彼の本が結構好きなので、書店で見かけるとつい買ってしまいます。

今回世界一訪れたい日本のつくりかたという本を読んでみました。

ふむふむと思っていたのですが、そらそうだと思ったことがありました。
ホテルに関する記載です。

彼は基本的に5つ星ホテルを作って富裕層がお金を落とす仕組みを作れといっているのですが、
その中で問題となるのがソフトだそうです。

日本の高級ホテルは設備のきれいさとか豪華さは良いのですが、
ソフト面。つまり従業員がなっちゃいないとのことです。

その中で京都の5つ星ホテル3軒について、トリップアドバイザーのレビューが載せてありました。
設備はいいけど、サービスがひでぇみたいなやつですね。

実際僕もトリップアドバイザーのレビューを見てみました。
昨今高級ホテルがバカスカできているのですが、その中でも結構メジャーどころをちょこちょこ見てみました。
確かにサービス面がひどい的な書き込みは結構ありました。

僕は最近『こんなにホテル出来てるけど人おるんかいな』と思っておりました。
特に高級ホテルを作るなら英語ペラペラの人材をコンシェルジュはもちろん、
ドアマンからウェイターに至るまで配置せねばなりません。
大阪の人がわざわざ京都のホテルまで働きに来るとも思えませんし、人材の供給源は京都滋賀位ですよね。

英語喋れる人材は最近民泊(大体違法物件なんでしょうが)とかで自分で稼いでたりするし、
しかもホテルなんて低賃金なんだし。。。
英語喋れて頭の切れる人材を低賃金で調達するなんて、人手不足の時代に無理だろ。
とずっと思ってました。

なんのこっちゃないですね。
京都に最近できた高級ホテルはちゃんと訓練された優秀なスタッフが足りていないので、
サービス面で酷評されるのでしょうね。

実際僕の最近引っ越した家の近くに某財閥系の結構高級なホテルがあります。
そのホテルが時給1100円のフロント業務のアルバイトを絶賛募集中です。

そりゃ酷評されるわ!!
パチ屋のホールよりもコルセンよりも安いんかいな!

僕の住む京都に非の打ち所がない五つ星ホテルは暫く出来そうにありません。