お宿の異変

ここ数年、2,3年くらいでしょうか。
工事しているなぁと思えばゲストハウス。
おっきな工事しているなぁと思えばホテル。

そんな状況がずーーーっと続いておりました。
町に住んでいる人間から見ると、外国人旅行者の数は少しずつ増えているのは実感しておりました。
しかしそれを上回るペースでお宿が出来ておるなぁと思っておりました。

最近桜満開のタイミングでふと楽天トラベルで今泊まったら幾らなんだろうか。。
と思い調べてみたところ京都駅前のアパホテルが12000円で出ておりました。

アパホテルが12000円って高いといえば高いのですが、
アパホテルは儲けられるタイミングであれば際限なく値段を吊り上げる事で有名です。
そんなアパホテルが桜満開の休日に12000円を付けてきたのは異常事態です。

3年前か4年前の事。
桜満開のシーズンに友人が遊びに行きたいというのでホテルを探しておりましたら、
アパホテルの祇園が60000円という衝撃の値段をつけていたのを覚えております。

そんな時代から比べると宿泊施設は狂ったように増えました。

いつかはこんな日がくるんじゃないかと思っていたら、ついにやってきてしまいました。
以前にJR四国がゲストハウスを京都に作るというのをニュースを見て、
お宿バブルももうおしまいかななんて話を書きましたが、僕の勘は意外といいところをついていたようです。

ただ、この事実に気づいている人はまだそう多くないので、
この地獄の窯に喜び勇んで突撃してくる業者もまだまだいるでしょうね。

個人的にはみんなが『もう宿やってもそんなに儲からないな』と気づいて、
不動産の値段が落ち着いて、若い人が京都に住めるようになってほしいなと心から思います。