マイナンバーの使い道

年末調整も終わりまして、
給与支払い報告書を作っておりました。

給与支払い報告書とは市町村に皆さんの給与をお知らせするものです。
これがサラリーマンの方の住民税の計算基礎になるんでしょう。

それはいいとして。

一人個人番号がよくわからない方がいらっしゃいました。
問い合わせをして役所の窓口に行けばわかる??のでしょうか。
それも面倒ですし、一度自治体に
『個人番号がわからない場合は空欄でもよいのでしょうか?』
と問い合わせてみました。
するとあっさり
『わからない場合は空欄で結構です。』
と言われてしまいました。

こんなにあっさり言われてしまいますと、個人番号って何なんだろうと思ってしまいます。
『ないと名寄せが大変ですので申し訳ありませんが、一度役所に来て問い合わせをして頂けますでしょうか』
と言われたら、
お。役立ってるんだなマイナンバーと思いますが、
空欄OK!と言われちゃいますと、実は市区町村レベルでは全く役立ってねぇんじゃないかと思ってしまいます。

一応一人に一つしかない番号のはずですし、
これがあれば税務署の整理番号なんていらないハズなんですが、
未だに法人個人とも確定申告には税務署が付した整理番号を記載しております。

この個人番号は逆に何に使っているのでしょうか。
知っている方がいらっしゃったら教えていただきたいものです。

一応新しく作る証券口座にはこれがないと作れないので、
資産の至極一部を把握するには役立っているのでしょう。
資産を把握する!!というのでしたら、
銀行口座、不動産、証券のすべてにマイナンバーをひもづけないと意味がないと思いますが。
銀行はやろうとしてますが努力義務っぽいし。。

しかもこの莫大な労力を使ったところで税収として増えるのは現在2兆円程度の相続税が増えるだけという。
固定資産税の税収が9兆円位あるそうです。一応これは全額地方税なんですが、
これをちょろっと増税して国税分で1兆円位つくってしまえば、
マイナンバーによる血をにじむような官民の努力と
湯水のように使ったお金で増えた相続税以上にペイしそうですが。。。。