元気な末期がん患者

タイトルが狂気ですね。

さてさて、先日一年ぶりに大学の恩師に会いに行ってきました。

一年前出会ったときに前立腺がんのステージⅣであることを告げられて、もう会えないか。と思っておりましたが、恐る恐るメールをこの度送ってみたところ会おうと連絡が帰ってきたのです。

僕もアラフォーですので、癌になった方はぽつぽつ知っております(若い方の癌は知らないですが)。

手術なり、抗がん剤なり放射線を使ったり等して、ボロボロになって弱り切って死亡。

こんなスタイルが僕の中の癌患者テンプレです。

さて、私の恩師は一風変わった方でしてそれらのテンプレ治療を拒否する事を聞いておりました。

『俺の体は壊れかけの車みたいなモンだ。壊れかけてはいるが絶妙なバランスで動いてる。どこかを治す事でこのバランスが崩れるかもしれんだろ。だから治療はいらん。』的な事を去年言ってました。

私も変わった人間だと自覚しておりますが、彼も相当変人だなと一年前に会った際思ったものです。

久しぶりに彼の住む駅に降り立った際に彼は居ませんでした。電車の時間に合わせて迎えに行くと言っていたのに。のんびり待っておりますと、小走りで彼が近づいて来るのが見えました。軽いジョギング位のスピードではありましたが、末期がん患者が元気に走ってきたのを見て衝撃を受けました。

その後は彼が末期がんであることをすっかり忘れて普通に楽しい時間を過ごしました。

あまりに彼の状態が普通過ぎて来年も会える気しかしないです。末期がんなのにね。

僕もジジイになったら癌になるんでしょうけれど、彼のように癌と付き合って人生が終わるならそれはそれで良いかなという気持ちです。

いろんなことを教えてくれた先生にまた一つ大事なことを教えてもらいました。